ユリアン・ミンツ


 戦災孤児→ヤン提督の被保護者(だけど実質保護者)→イゼルローン共和政府司令とまあ、ラインハルト以上の出世を見せた少年ユリアン・ミンツ。

 「数十年の平和の確保のために」戦ったり、或いは伊達と酔狂で革命ごっこをやったりと、同盟側は勤勉な帝国とはかなり趣が違います。帝国側もまさかこんな相手が敵だったとは思いたくないんじゃないだろうか。
 そんな軽妙な同盟側にはこう言うアニメ塗りが似合うと思いますので、帝国側とは絵柄を変えてみます。…ま、へたれ絵には変わりないけどな。

 ユリアンは国務尚書となるミッターマイヤーと同じく、カイザー崩御後の世界を担う存在となるでしょう。帝国と講和してハイネセン帰還後には、僅か数十万の共和主義者達の指導者になるのでしょうし。ヤンが遺した直系の弟子として。
 只の戦災孤児がヤンを被保護者とした事で才覚を表しここまで出世するのだから、彼もまたミッターマイヤー並に出世街道を進んだ事になるんでしょうな。元々はヤンのお茶汲みボーイだったし。
 帝国とは言え平民出身で「民なくして国が建つか!」と叫んだミッターマイヤーですから、ユリアン達にも交渉相手としては非常に宜しい相手なんじゃないでしょうか。皇帝アレクが成人してからは彼も一線退くと思いますから、どうなるかは判りませんが。

 「亜麻色の髪で深刻そうに考え込んでいる」姿が目立つユリアンですが、実はヤン絡みになるとぶちキレる事が多いんだよな。確変状態になった時の瞳は正直ヤバイ。
 作戦擁立能力だけではなく、シェーンコップ仕込みの白兵戦能力に、ポプラン仕込みの空戦能力もありますし。実は、ヤンやラインハルト以上にバランスが取れた人間だと思います。

 もうちょっと戦乱が続いたらどうなったんだろうな。彼も戦争に対しての才能をもっと使ったのかな?
 ヤンが死んだ事で表舞台に立った彼ですが、逆に言うとヤンが存命ならヤンは彼を戦場に出したくなかっただろうしなあ…。


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