ミッターマイヤー夫妻


 帝国馬鹿ップル、もといミッターマイヤー夫妻。
 気を抜くとミッターマイヤーが20代後半にしか見えない絵しか描けなくなる今日この頃です。「若い佐官か尉官の外見」と言う作中の表現通りだよな、と自分を誤魔化す。

 それにしても酷えタイトルだな。
 しかしこのタイトルを考えてから、その組み合わせをちょっと考えたのは秘密だ。ミッターマイヤー夫妻ではなく「カイザーとカイザーリンでもいいよなあ」とか「いやケスラーとマリーカでもいいか?」とか。
 皇室カップルって何の疑問もなくバカップルだよな?表面にあんまり出てこないだけで、結婚してからの言動はのろけそのものですし。ケスラーとマリーカは…発覚次第海鷲辺りで「ロリ」「違う!」などという会話がなされそうです。まあその辺は別の機会に。ケスラーは少なそうだけど、マリーカたんは資料多いといいなあ。

 それはそうとミッターマイヤー夫妻の話題です。
 シリーズ通してらぶらぶで突っ走るふたりです。ロイエンタールにしてみたら、職場で仲良くなって無意識に「こいつになら背中預けてもいいかもしれない」とか思い始めてるのに、既に恋人が地元に居た訳です。エヴァの話を(おそらくのろけ一杯で)初めて訊かされた時には微妙な気分になったかもしれません。自分にとってミッターマイヤーはたった独り大切な存在でおそらくは相手も自分の事をそう思ってくれていると信じていたのに、実は女いたんかいと。
 …いや、やおい的観点抜いてな(何度も言うが俺は男ですよ)。自分が執着している存在に対して、自分の他に大切に想っている存在が居たと判ったら、多分ちょっとは微妙な気分になるんでないかなと。特に彼は女性を完全に蔑視してるし。「女などと言うくだらんモノに囚われおって」とか。

 まあしかし士官学校時代にエヴァがやってきて一目惚れ、その後告白するまでに7年間。その間ずっとおそらくは両想いのままだから、双方遊んでない。
 …結婚後、マリーンドルフ伯のように「このふたり、うまくやれたのだろうか…」とか思ってしまうんだが、何か間違ってますか俺。
 あーでも、ロイエンタールの漁色家っぷりに対して(トラウマ知る前から)眉寄せて注意するだけで特に潔癖な発言はしてないから、未体験野郎にありがちな「恋愛やセックス自体を聖域化」している訳じゃないんだよな。単に度量が広いのか、もしかして少しはエヴァ以外とも色々あったのか。こんな仮定しておいて何だが、おそらく鉄板で前者。だが、後者でも面白そうではある。

 絵の話をいい加減振る訳だが、元帥姿で護衛も伴わずに普通に宙港ロビーでそわそわしているミッターマイヤーと、普通のシャトルで(それも、多分エコノミー)フェザーン入りするエヴァは、もうちょっと自分達の立場を判った方がいいと思います。そんなに無防備だったら、お前らいつかテロられるぞ。地球教徒の作戦リストに挙がってなくて良かったな本気で。
 いや、そういうふたりだからこそ、いいのかも知れませんがね。もしかしたら、影でビューローが胃痛抱えながら極秘で護衛計画立案しているのかもしれませんし。そういう風に護衛されているのを、しっかりミッターマイヤーも判ってるのかもしれませんし。

 赤マントだから目立つだろうなあ。通行人や宙港で見かけた人も、びっくりしただろうなあ。ハイネセンならともかく、フェザーンならもう帝国軍人も馴染んできてるだろうから、帝国高位の人間もフェザーン人の記憶に定着しているだろうし。

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