フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト


 フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト。
 いいとこの坊ちゃんで(いい意味で)好き勝手にやってきたんだろうなとか思ってたら、名前からして貴族じゃないんだよな。どういうご家庭なんでしょう。
 そういやラインハルト軍団の提督って、案外貴族が少ないですね。「平民出身の提督が多いから一般兵士からの人気も高い」とは、作中で明記されてましたが。

 つーか、何が怖いって、彼の士官学校同期には確実にロイエンタールがいるって事ですよ。お互い目立ってそうですよ。一学年下にはミッターマイヤーがいるんですよ。ビッテンフェルトの性格からして、色々と絡んできそうなんですが。
 って、ラインハルト軍団に関わる前から双璧並みに出世早かったし、絶対士官学校出てるよな。出てない訳ないよな。目立った個性がある割に、キャラのバックグラウンドがあまり明らかになっていないのかな。

 第3期から見始めたので、彼率いる「黒色槍騎兵」(シュワルツランツェンレイター)がどったんばったんしている光景がすげー印象に残ってます。調べてみたら、新帝国成立後にはもうあちこちの戦いに必ず顔見せてますしね。彼と彼の部隊。
 猪突猛進短期決戦を心情とし、怯んだ仲間に対しては「主砲かまして撃沈するぞこら」と本気か冗談か口走る。正直この部隊だけには所属したくねえが、何故か士気はやたらと高い。…星野中日みたいなもんなのか?
 だから彼らはビッテンフェルトの「私兵」のような雰囲気が強い訳で、オーベルシュタインに掴みかかって軟禁状態になった際にミュラーが彼らを統率するよう言われて戸惑った訳だ。一番人気が高い提督であるミッターマイヤーは広く満遍なく士気を高めているのに対し、ビッテンフェルトはごく一部の兵士達のみに圧倒的な士気を誇るって感じなんだろうか。

 何だかんだ言って、個人的には好きな提督です。
 前述した通り、関わりたくはないけど。彼に関わる位ならオーベルシュタインに言葉責めされて(軍務省の方々と同じく)胃薬の世話になる方がまだマシです。あくまでも「遠くから眺めていると楽しい」提督って事で。
 なーんにも考えてないようでいて、一応気は遣ってくれてたりするんですよね。空回ってる事が多いけど。

 ところで、第2次ランテマリオ会戦参戦時に「ミッターマイヤーに朝食喰う時間を与えてやろう」と言いいつつ自分はマスタードつきフランク喰ってたって描写があるんですが、アニメでもそれはマジでやらかしたんでしょうか。
 …いや、丁度この回ですね、やってる時間帯に台風直撃しててですね、数分間途絶したりしたんでその辺見てないんですよ。何でか知りませんが、他に途絶した部分は例の「逃げんな王虎の主砲喰らいたいかこら」とかな。何故黒色槍騎兵絡みばかりなんだ。それに呆れるロイエンタールも見損ねましたよ。


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