アウグスト・ザムエル・ワーレン


 アウグスト・ザムエル・ワーレン。
 旧帝国軍時代からラインハルト元帥府に所属していて、割と古参の提督。最後まで生き残って七元帥のひとりとなる。

 地球教本部殲滅計画の際、教徒に襲われて左腕を負傷。切断の憂き目に遭う。しかし鋼の義手に変え、人は彼を鋼の提督と呼んだ………すいません途中から嘘つきましたごめんなさい「これだから鋼ヲタは場所弁えないな」とか言わないで下さい。
 ともあれ、途中からは義手である事が彼の重大なパーソナリティになるって事は間違いない事で。実際「義手に関して長々と語ろうと思ったんだけど、もう科学技術話でやっちゃったもんなあ」と今思ってしまってる訳で。

 ………えーと。
 ああそうだ爆弾テロ。あの頃はアニメ版でしか銀英真面目に知らなかったのですが、彼の発言はアニメオリジナルだったんですね。アレ見て「すげーいいキャラしてんなー」と思ったんですけど。
 大体、誤動で他人殴るような義手なんてアリか?そんな判り易い誤動なんてしないよなあ。それとも脳内の願望がそのまま「動き」として伝達されると言う、配線上のトラブルでも起これば…って感じか?おそらく彼なりのギャグなんだろうな。

 後は…よく負けてる印象がある。ヤン以外でも、ロイエンタールとかユリアンとかにも。ラインハルトが失敗を許さない上司だったら、速攻閑職送りだよなあ。無能な奴があらかた片付いた作品後半において、一番の「負け役」を担ってしまったような気がします。

 ハイネセンに居残って総督代理みたいな事やってみたり(彼は正式に総督になったんですっけアレ)、政治的手腕はそこそこありそうですな。
 政治的手腕が期待できる以上、彼には家族がありますから、戦後には前線に立つ事を選ばなくなるかもしれないな。案外軍務尚書向きかも知れんぞ。それともユリアンとの縁を生かして、バーラト星系自治区の弁務官(独立国家にさせる訳じゃないんだから、帝国側からのお目付け役は必要だろうな)になるかね。
 
 アニメ最終話のビッテンとの漫才には笑いました。常識の人だったのに遂にブチ切れたんだろうな。アイゼナッハに水かけられてふたりでしょんぼりする光景には不覚にも可愛いなと思ってしまったりも。


[TALK top] [SITE top]