ヤン・イレギュラーズ


 帝国ネタの更新が続いているので、たまには同盟の面々を。ヤン・イレギュラーズと言うか、その後の面々と言うか。
 案外キャゼルヌの資料ってないもんだな。他のメンツに較べてキャラ薄いか。結構キャラ立ってるとは思うんだが、他の連中と較べたらなあ。シュナイダーはもっとありません。いやメルカッツ自体がロクに見つからんから、当然か。

 双璧もそうですが、「揺るぎない信頼」で繋がれた「仲間」ってのが大好きです。自分の命よりも大切に思える存在ってのがあるってのは凄い人達だと思います。
 しかも、ヤン亡き後も彼らは繋がったままだったのも凄い。彼らを繋いでいたのはヤンという存在に違いないのですが、彼の死後に瓦解する関係でもなかったようです。ヤン個人だけで繋がれていた訳ではなく、ヤンを介して知り合った仲間と言う関係でも繋がっていた。

 「この人達を思い出話にはしたくはない。この人達と思い出話をしていきたい」
 終盤、ユリアンはそう独語して決意を固めます。
 バーラト星域を自治領として帝国から勝ち取るためにこの人達の中から幾人かが死んでゆき、勝ち取った後から各々の目的を秘めて幾人かが旅立ってゆきます。
 「生きてりゃ必ず会える。いつか会って、思い出話でもやろうぜ」
 ヤン艦隊で一生分の真面目分を使い果たしたポプランが離脱時にユリアンにそう言います。メルカッツの家族に会うために旅立ったシュナイダーともいつか再会できるでしょう。

 いずれはアッテンボローもジャーナリストに転進するでしょう。ユリアンもいつかは歴史家になるでしょう…といきたいところだが、おそらくフレデリカさんを放っておけないと思うのでずるずる司令続けてるかと思います。仕事しながら歴史書は書ける訳だし。
 戦いの果て、ようやく安息の地を得た彼らです。彼らの歴史は原作終了時から始まるのだなと解釈しています。


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