「家族の食卓」後書き
料理人ソウタの話です。
やたら料理やらお茶やらの描写が細かくなってしまった。
色々調べましたよ全く。
波留さんって、お茶ばっかり飲んで、全然食事してないよねえ？
蒼井家や女子中学生ズの食事シーンはほぼ毎回あるのに。
このアニメ始まって以来、それが凄く対照的な構図に思えてました。
だからこの話は随分前から構想してました。
50年間昏睡状態だったら、食事も出来なくなっててもおかしくないよな。
そう言う話です。
ソウタみたいなキャラが居るんだから、本当に対照的だ。
実は「その時には」は、今回への大いなる伏線だったんですねえ。
あの時波留さんが飲んでた薬の中にも
実は栄養剤とかサプリとか混ざってるって俺的設定になってました。
そんな想定してねえよ！って方ばかりでしょうけど。
ソウタは料理が得意ですけど、
実はあんまりその腕を振るう機会がないんですよね。同人的な意味で。
波留はこんなんだと想定されるし、
ホロンはアンドロイドで久島も全身義体だから、人間の飯喰えないし。
マジで妹にしか料理振るえないよ。
後、たまに連れ込まれる妹の友達とかにしか。
まあ、この辺は俺設定だったり攻殻準拠だったりで、
全部RD作中では明言されてないんで、
何時でも引っくり返されると思いますが。
12話の事務所で確かホロンは波留と久島に同じお茶出してたと思うし。
あれって実はふたりで別の種類だと解釈も出来ますけど。
攻殻の義体はあくまでも機械的な義体であって、
RDの久島やホロンは有機的な義体なんで、人間の飯喰えるのかもしれない。
まあそんなのはここまで小説書いてきて今更なので、
うちでは「あくまでも義体は人間の飯は無理です」って解釈で通します。
義体にしたけど人間には出来ない事が結構あるってのは、悲哀ですし。
人間ではなくなった久島と言う存在を語るには、
個人的にはこれは外せなくなってきた…とまあ、今回の話とは関係ないか。
13話では波留さん、ミナモのアイスを一口頂いてましたし。
まあ、あれ位なら喰えてもおかしくないよな。
…一応、現状では全部辻褄は合わせられてるか。
漫画版で波留さんのテーブル側にケーキあったのも気になるよなあ…。
漫画版で思い出しましたが、
冷凍庫の中にあった「霜と同化している缶らしき物体」は、
漫画版準拠です。あの後ああなりました。
一応単行本待ちの方のためにネタバレしないように
ここではアレが何なのかは言及しません。
知りたい方はblogの漫画版2話感想を御覧下さい。
まあ、漫画版御覧になってる方は、微笑ましく思って下さればと言う小ネタです。
前回SSと今回、出てないのに久島の扱いがとっても酷くてすいません。
でも多分、そう言う事するよなあと思うんですよ彼は。
ちなみにラストのカボチャのプリンのレシピには、明確な元ネタがあります。
私が信者やってる堤抄子作品のひとつである「アダ戦記」4巻後書きから持ってきてます。
この漫画の後書きには毎回料理コーナーがあるので（ファンタジー漫画なのに、何故か）、
今後もここから採用したいなあと思っています。
勿論漫画としても面白いので、読んで下さいとこんな所で布教。