「一本の糸」後書き


以上で終了です。
約1ヶ月お付き合い下さいまして、ありがとうございます。

書き上げていたものを取って出し連載でした。
完成してたのは、5話放映〜6話放映前だったかな?
久島のプライベートルームネタとかぶちこんでるから多分そうだ。
で、6話で波留さんが「僕の周りも賑やかになったものですね」
と口走ったのにびっくりしたんだ。うわあ被ったよ!と。

その6話でソウタが波留の事務所の非常勤になっちゃったり、
「ただいまー!」「おかえり」だったりと、
その時点でこの小説と結構な矛盾点があります。
まあ原作の時間軸にはないパラレル扱いでいいんじゃないでしょうかね。

4話までのマジメタルダイブっぷりに惚れ込んで、
この小説を書こうと思いました。
この手のネットランニング大好きなんですよ。

でも当初のメモ書きには「久島がハックされて波留が助ける」
としか走り書いてないよ。ここから良く膨らませたな俺。
結果的に久島含め登場人物全員に
それぞれ活躍の場所が与えられて良かったです。
しかし、アニメ原作見てても思うけど、
メタルダイブとリアルとを交錯させるのって苦労しますね。

…これ書いた時点では、まさか原作では
毎回メタルダイブするもんじゃないんだって
展開になるとは思わなかったんですが。

正直、俺メタル全開です。
本来のメタルの海ってこんなにプログラム飛び交う訳ねえよ。
皆メタルの海そのものと悪戦苦闘してるイメージだから、
こんな風に保安プログラムやダイバー同士の抗争なんか
やりそうにねえよなあ…。

でも俺メタル全開で小説書き続けていく予定です。
今後も波留さんは攻撃プログラム繰り出して
防御プログラムを展開するよ!
まともに攻撃されたらリアルでは酷い頭痛もんだよ!
良かったら、頑張って着いてきて下さい。

ネットランニングに関しては、
かなりの割合で「ガープス・サイバーパンク」を参考にしてます。
blogの方で挙げてたので御存知の方もいらっしゃるでしょう。
長年のTRPGプレイヤーでGURPS歴も10年以上になるもので。
興味がある方は、ブックオフなんかの100均文庫本コーナーで
ルールブックが見付かるかと思います。

実は、久島が経路から喰らったのは『混乱』とか、
イカアバターは『円環』(でもその後『脳死』へ移行するオリジナルプログラム?)とか、
波留さんがイカにぶちかましたのは『溶解』とか、
暴走した脳死プログラムはむしろ『漆黒』イメージとか
(ガープス・サイオニクスのテレパシー応用"末期の叫び"も含む)
私だけが書いてて楽しい裏設定があります。

書いてませんが多分波留さんは
電理研サーバの保安プログラムを撒くために
『偵察』走らせてたんだと思います。
そりゃそんだけプログラム持ち込んでたら、
犯人追うための『追跡』まで持ち込む容量の余裕ないだろ。

…以上の単語は別に覚えたり調べたりしなくて構いません。
この小説だけでも「そういうもんだ」とお判りになるでしょうし。
あくまでも、俺だけが楽しい裏設定。

まあ視点の関係上色々省略されてる部分がありますが、
適当に補完して下さい。
久島義体をフルボッコにするホロンにどん引きするソウタとか、
ボートでグロッキー状態のソウタとか、
捜索に行ったら死体の第一発見者になってしまうソウタとか。
ってソウタばっかりかよ。

回線ぶった切って帰還して頭痛三昧の波留に不機嫌になる久島とか、
それに泣くミナモとかってのもありますわな。

それではもう一度。お疲れ様でした。
他の作品や、次回連載でお会いしましょう。
完結させた事ですし、感想お待ちしておりますです。
何かリクでもあったら拍手にカチ込んで下さっても構いません。


08/06/10

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